SNS集客・広告運用のコストは補助金でカバーできる場合がある
SNS運用代行や広告運用を始めたいと思っても、「毎月の外注費や広告費が負担になる」という理由で一歩を踏み出せない中小企業・店舗様は少なくありません。実は国や自治体が用意している補助金・助成金の中には、SNS広告費やホームページ制作費、動画制作費といったウェブ集客関連の経費を対象にしているものがあります。ここでは、SNS集客・広告運用に関連して対象になりやすい制度の種類と、申請時に押さえておきたい注意点を解説します。
SNS集客・広告関連費が対象になりやすい補助金の種類
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者向けの代表的な補助金で、販路開拓のための取り組みを幅広く支援しています。ウェブサイト関連費として、SNS広告・インターネット広告の出稿費、動画制作費、SEO対策費などが対象経費に含まれる回があり、SNS集客の入口費用として活用しやすい制度です。ただし、ウェブサイト関連費のみでの申請はできず、補助金確定額のうち一定割合までが上限となるなどのルールがあるため、公募要領を必ず確認しましょう。
新事業進出・ものづくり補助金(統合後の新制度)
新たな顧客層や新商品・新サービスの展開にあわせてSNS集客や広告展開を強化する場合には、事業再構築・新事業進出系の補助金の対象になることがあります。ホームページ制作費やSNS・広告用コンテンツの制作費が対象経費として認められるケースがあるため、事業計画の中にSNS集客・広告運用の位置づけを明確に書き込むことがポイントです。
SNS運用の社内育成に使える助成金
外注ではなく社内でSNS運用担当者を育成したい場合は、人材育成系の助成金が候補になります。研修費用の一部助成に加えて、研修時間中の賃金の一部が助成される制度もあり、「まずは自社で試してみたい」というフェーズの企業に向いています。
申請前に押さえておきたい注意点
- 補助金の多くは「後払い(精算払い)」が基本です。先に自己資金や借入で費用を立て替え、事業完了後に補助金が入金される流れになるため、資金繰りの計画が欠かせません。
- 対象経費・補助率・申請スケジュールは年度や地域(都道府県・市区町村)によって異なります。必ず最新の公募要領を確認し、古い情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
- SNS運用代行や広告運用代行への外注費が対象になるかどうかは、事業計画書の書き方や審査の判断によって左右されます。「何を・なぜ・どう実施するか」を具体的に記載することが重要です。
- 商工会議所・商工会や認定経営革新等支援機関に相談しながら申請を進めると、書類の不備や対象外経費の混入を防ぎやすくなります。
IT導入補助金(SNS運用・広告運用ツールの導入費)
SNS運用や広告運用を効率化するための予約投稿ツール・分析ツール・広告レポーティングツールなどを導入する場合、IT導入補助金の対象になることがあります。この制度は「IT導入支援事業者」として事前登録されたベンダー経由でのツール導入が条件になるため、補助金の活用を前提にツールを選ぶ場合は、対象ツール一覧に載っている製品かどうかを事前に確認しておくことが重要です。補助率はおおむね1/2〜3/4程度で、申請枠によって補助上限額が異なります。
都道府県・市区町村独自の補助金もあわせてチェック
ここまで紹介した国の制度に加えて、都道府県や市区町村が独自に用意しているSNS・広告関連の補助金も数多く存在します。たとえば「〇〇県 SNS運用代行 補助金」「〇〇市 広告費 補助金」のように、自社の所在地の自治体名とかけ合わせて検索すると、地域限定の制度が見つかることがあります。地域独自の補助金は公募期間が短く、予算上限に達し次第終了することも多いため、気になる制度を見つけたら早めに自治体の商工担当窓口や商工会議所に問い合わせておくと安心です。
まとめ|補助金を賢く使ってSNS集客の一歩を踏み出す
補助金・助成金は制度ごとに対象経費や条件が異なり、申請には一定の準備期間も必要です。まずは自社が使えそうな制度がないか、商工会議所や認定支援機関、自治体の相談窓口で確認することから始めてみましょう。そのうえで、実際にSNS集客や広告運用を始める際は、限られた予算を無駄にしないための戦略設計と運用体制づくりが成果を左右します。
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