薬局を売却するとき借入金・個人保証はどうなる?売り手が整理しておきたい5つのポイント

薬局の売却を考えるオーナーから、「借入金が残っていても売れるのか」「個人で保証しているが、売却後はどうなるのか」という相談は少なくありません。借入金や個人保証の扱いは、売却の可否や条件、そして売却後の生活にも関わる重要なテーマです。この記事では、薬局M&Aにおける借入金と個人保証の基本的な考え方と、売り手が事前に整理しておきたいポイントを解説します。

なお、ここで紹介するのは一般的な考え方です。実際の取扱いは、借入契約の内容、金融機関の方針、譲渡スキームによって異なるため、個別の判断は金融機関や税理士・弁護士などの専門家に確認してください。

借入金が残っていても薬局は売却できる

借入金があること自体が、売却の妨げになるとは限りません。M&Aでは、譲渡対価の中から借入金を返済する、あるいは借入金を買い手に引き継ぐなど、整理する方法がいくつかあります。大切なのは、借入金の内容を正確に把握し、売却のスキームに合わせて整理の方法を決めることです。

株式譲渡の場合

株式譲渡では、法人そのものが買い手に引き継がれるため、法人の借入金は原則として法人に残ります。一方で、買い手が借入金の返済や借換えを行う条件になることもあり、金融機関との調整が必要になる場合があります。

事業譲渡の場合

事業譲渡では、譲渡する資産や債務を個別に取り決めます。借入金を買い手に引き継ぐのか、売り手の法人に残して譲渡対価で返済するのかによって、契約内容や手続きが変わります。債務を移す場合は、債権者である金融機関の同意が必要になるのが一般的です。

個人保証・担保はどうなるのか

中小企業の借入では、経営者個人が連帯保証人になっていたり、自宅や事業用不動産が担保に入っていたりすることがあります。売却後も保証が残ると、すでに経営から離れたオーナーに責任だけが残る形になってしまいます。そのため、M&Aでは次の点を確認しておくことが大切です。

  • どの借入に、誰が、どの範囲で保証しているか
  • 自宅や事業用不動産が担保に入っていないか
  • 買い手が新たな保証人や担保を差し入れる形で、売り手の保証を外せるか
  • 保証の解除が譲渡契約の条件として明記されるか

保証の解除は、買い手や金融機関との交渉が必要です。口頭の約束にとどめず、契約書に明記し、実際に解除されたことを確認するところまで進めることが重要です。

売却前に整理しておきたい5つのポイント

  • 借入金の一覧を作成する:借入先、残高、返済条件、金利、返済期間を一覧にします。
  • 保証と担保を洗い出す:個人保証や担保提供の有無、対象となる借入を明確にします。
  • 契約書の条項を確認する:期限前返済の条件や違約金、経営者の変更に関する条項の有無を確認します。
  • 金融機関への相談の時期を考える:秘密保持の観点から、相談のタイミングは慎重に決める必要があります。
  • 専門家に相談する:税務や法務に関わるため、税理士や弁護士とあらかじめ方針をすり合わせます。

金融機関への説明は慎重に進める

借入金の整理には、金融機関の同意や協力が必要になることがあります。ただし、売却を検討していることが早い段階で従業員や取引先に伝わると、不要な混乱を招くおそれがあります。誰に、いつ、どこまで伝えるのかを、秘密保持の観点から事前に決めておきましょう。

借入金があっても、まず現状の整理から

借入金や個人保証があることで、売却を諦めてしまうオーナーもいます。しかし、現状を整理して条件を明確にすれば、選べる方法が見えてくることも多くあります。まずは、借入と保証の全体像を把握することが第一歩です。

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SHARE TRESURESは、薬局オーナー様の事業承継・M&Aを売り手専門で支援しています。費用は成功報酬制で、成約時に一律100万円(税込)です。ご相談は無料で、秘密保持を徹底したうえで対応しています。売却を決めていない段階でも、借入や保証についての不安があれば、お気軽にご相談ください。


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